成神 佳彰
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こんにちは!学生の就活支援・長期インターンの紹介をしている成神 佳彰(ナルカミ ヨシアキ)です。
学生時代に人材系企業で働いた経験があり、多くの人のキャリア形成と向き合ってきました。
運営サイト「すべらない就活」では、就活生や長期インターンに興味がある学生を対象に、就活や長期インターンについて人材業界経験者が解説しています。
今回は、学生時代に1年間長期インターンとして働いていた経験をもとに、大手企業の長期インターンについて解説していきたいと思います。
長期インターンを経験するメリット
長期インターンを経験している人は3%しかいないことを、皆さんはご存知でしょうか?
ごく一部の学生だけが経験している長期インターンですが、長期インターンを経験することには3つのメリットがあると考えています。
・就業経験に基づいた就活の軸を形成できる
就活生の多くはアルバイト以外の就業経験をしていないため、学生生活の出来事をエピソードとして話すことが多いと思いのではないでしょうか?
アメリカでは、ほとんどの大学生がインターンを経験しており、その中の多くがインターン先の企業にそのまま入社します。就業経験を積んだ上で就職先を決めるため、入社後にミスマッチが起こる危険性が少ないのです。
一方日本の就活においては、長期インターンを経験する学生はごく一握りであるため、学生生活から絞り出した就活の軸に基づいて入社企業を決定します。実際に働いた経験から就活の軸を作っていないため、日本の学生は入社後に会社とのミスマッチを起こすことが多いのです。
このような現状からも、長期インターンを経験することで実際の就労経験に基づいて就活の軸を形成することができることがご理解いただけるかと思います。
入社後にミスマッチを起こさないためにも、就活前に長期インターンを経験しておくことは非常に重要なのです。
・ビジネススキルを高めることができ、周囲に一歩リードすることができる
「早く社会で活躍できるようになりたい!」「早くスキルを身に付けたい!」と考えている方は多いのではないでしょうか?
長期インターンで実務を経験することで、就職してからも役立つビジネススキルを習得することができます。
長期インターンで社会人としての基礎、専門スキルを磨くことで同級生から一歩リードできますし、入社する企業の内定者同期に比べてスキルが身についた状態でスタートできるのは大きなメリットであると言えるのではないでしょうか。
・就活で長期インターンの経験をアピールすることができる
就活の面接において、長期インターンの実務経験をアピールすることが最も効果的であると考えています。
面接官は、学生のエピソードから実際に働く姿をイメージします。ですので、サークルでの経験をアピールするよりも長期インターンでの実務経験をアピールするのが効果的なのです。
もちろん、長期インターンでどのように働いたのか、意欲的に働けたのかというポイントが重要ではありますが、意欲的に働くことができれば複数の企業からオファーをもらうことができるでしょう。
【大手企業の長期インターン】メリット
一概に「長期インターン」と言っても、大手企業とベンチャー企業では働き方や与えられる裁量が大きく異なります。
大手企業の長期インターンのメリット・デメリットについてご説明します。
・大企業ならではの仕組み化されたノウハウを学ぶことができる
大企業には長年の経験から作られた社員教育のマニュアルがあり、教育体制も整っています。
ですので、「仕事の進め方や社会人の基礎を教えて欲しい」「自走して働けるか不安だから社員の方に指導して欲しい」という方は大手企業で長期インターンをするのがオススメです。
・インターン生が多く切磋琢磨しながら働ける
大手企業はインターン生が比較的多いため、周りと切磋琢磨しながら働くことができます。
1人だけで頑張るよりもチームで働く方がモチベーションも保てますし、他のインターン生からも様々な学びがあると思います。
ベンチャー企業では少人数で働くことも多いので、他のインターン生と一緒に働きたい方にとってはオススメの環境です。
・大手企業の雰囲気・働き方を体感することができる
現在の就活市場において、大手企業への就職を希望している学生は多いのではないでしょうか?
就活前に大手企業でインターンを経験しておくことで、自分の大手企業へのイメージが合っているかどうかを確認することができます。
ベンチャー企業への興味が強い学生も大手企業で働いてみることで考え方が変わるかもしれません。
【大手企業の長期インターン】デメリット・リスク
一方、大手企業の長期インターンにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
・作業的な仕事が多くなりがちである(バイト感覚になる)
大手企業は社員数が多いため、長期インターン生の仕事の幅が狭くなることが多いです。
ですので、ベンチャー企業での長期インターンに比べると作業的な仕事が多くなってしまうことが多いのが現状であるように感じます。
自分で意思決定をしてビジネスを推し進めていきたい方は、大手企業の長期インターンに向いていないかもしれません。
・与えられる裁量が小さくなってしまう
先ほどご説明した通り、大手企業では一人一人の仕事の幅が狭まってしまうことが多いため、必然的に与えられる裁量も小さくなることが多いでしょう。
事業家マインドを身に付けたい、自分が中心となって事業を成長させていきたいという志向性の方は物足りなく感じることがあるかもしれません。
・経営者・役員層と接する機会が少ない
ベンチャー企業では社長直下で働くことも多いですが、大手企業だとそうはいきません。
社長と一回も話すことができない可能性も十分に考えられますので、経営者や役員陣と話す機会は少ないということを頭に入れておきましょう。
大手企業の長期インターンに向いている人の特徴
大手企業の長期インターンのメリット・デメリットについて知ってただけたかと思います。
大手企業の長期インターンに向いている人の特徴を以下にまとめましたので、ぜひご確認ください。
・大手企業に就職したいと考えており、就活前に大手企業の雰囲気や働き方を体感しておきたい方
・ベンチャー企業に入社希望であるものの、大手企業の内情も知っておきたい方
・自分で考えながら働くことに不安があるので、ある程度教育してもらいながら働きたい方
上記に当てはまる方は大手企業の長期インターンに応募されてみてはいかがでしょうか?