成神 佳彰
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就活の自己分析はどんな方法でやれば良いのでしょうか?
この記事では、自己分析の方法の全手順について解説をしたいと思います。
このように悩んでいる就活生は非常に多かったんですよね。
「自己分析=難しい、面倒」というイメージもあるかもしれません。
ですが、この記事に書いてある方法でやることで、納得感のある自己分析を簡単にやることができます!
自己分析しっかりやっておくと、新卒入社後に後悔する可能性は低くなるでしょう。
就活において自己分析が最も重要といっても過言ではありません。
では、実際どのような方法で自己分析をすれば良いのか、解説をしていきたいと思います。
自己分析の目的・メリットは?
就職活動の最大のゴールは内定を獲得することです。
数多くの学生の中から自分を選んでもらうためには、何をすれば良いのでしょうか?
それは、エントリーシートを読む人事担当や面談をしてくれる面接官に、「この学生と働いているイメージが沸いた」「この学生ならばうちの企業で成長できる」と思わせるが重要なのです。
ところが、学生はまだ企業で働いた経験も、業界に関する深い知識もないのは当然のこと。
自分が一番詳しいであろう自らを商品として選んでもらうために、自分の良さをとことん分析するのが自己分析なのです。
では、自己分析の具体的な目的・メリットとは何でしょうか。
大きく3つあります。
<自己分析の目的>
・論理的で分かりやすい自己PRをできるようになる
・どんな会社で何をしたいのかを明確になる
・面接でよく聞かれる質問に対応できるようになる
論理的で分かりやすい自己PRができるようになる
就活の面接官をどんな人が担当しているかご存知ですか?
ある大手製造業の二次面接の場合、3名の面接官のうち1名は人事系の担当者、残りの二人は営業系と企画系の部門長クラスとのことです。
部門長クラスというと、「部下が20~30名いて、スケジュールはお昼休みまでビッシリ、事業部長からは高い目標を求められ、客先にも行かねば・・・」という感じで、時間がない生活を送っています。
そんな部門長が日常で部下に求めるのは、「論理的かつ簡潔に」コミュニケーションが取れることなのです。
面接官は1日に多くの学生の面接をしていますが、留学経験やサークルなど、学生がPRする内容に大きな違いはありません。
そんな中、頭にスッと入ってくる話をした学生を評価し、次の面接に進ませるのです。
ですので、面接を通過するためには「論理的で分かりやすい自己PRができるようになる」必要があり、そのために自己分析が重要になります。
ゲームで例えるならば、チュートリアルで一番身近な自分を商品として「論理的かつ簡潔に」説明できたら、ビジネスという本番ステージに進めるのです。
どんな会社で何をしたいのかを明確になる
就職活動における面接では、「どうしてその企業で働きたいのか」という熱意を分かりやすく伝える必要があります。
とはいえ、その企業で働いたことのない学生が熱意を強く伝えるのは難しいものです。
例えば、「IT企業で営業をしてみたい。あとはAIに関心がある。」という伝え方では熱意を伝えるのは難しいでしょう。
一方で、以下のような自己PRはどうでしょうか?
こちらの方が、熱意があることが伝わりやすいと思います。
どちらも「AIに関心がある」という自己PRですが、過去の体験に基づいて説明しているため、後者の自己PRの方が面接官に伝わりやすいのです。
自己分析では一般的に、これまで自分が何をして、その時どういった行動をとったのか振り返りをします。
その中で、これまで自分がしてきた選択と成功例を振り返ると、就職活動では何を重要視して業界・企業を希望すべきか、だんだんと絞り込むことができます。
就職活動はよくお見合いに例えられますが、企業が求める人物像が明確である一方で、自分が企業に求めるものが明確でなければマッチングも成立しません。
「自分が企業に求めるもの」を明確にするためにも、自己分析は重要なのです。
面接でよく聞かれる質問に対応できるようになる
自己分析をすると、面接でよく聞かれる質問に対応できるようになります。
面接官はあなたのエピソードを聞いてから、その内容を「5W1H」を使って質問するため、質問される内容はいくつかしかありません。
ですので、自己分析で自分のエピソードを深掘りすることで、面接で聞かれる質問への回答を事前に作ることができるというメリットがあります。
また、自己分析と自己PRは予め文字として文章化しておきましょう。
自己PRは効率性を求めるため、1000字程度のフル版と500字程度の短縮版を準備し、自己分析内容を見ながら指定の文字数に従い、提出していきたいところです。
就活で活かせる自己分析の方法
自己分析の方法はいくつかありますが、そのステップの一例をご紹介します。
<正しい自己分析の4つのステップ>
【Step1】自己分析のゴールをイメージ
【Step2】自分の歴史を大まかに振り返る
【Step3】具体的なエピソードを書きだす
【Step4】思考性に共通点を見つける
【Step1】自己分析のゴールをイメージする
自己分析をした結果、どのような自己PRが作るのかというゴールのイメージが沸いていると、圧倒的に自己分析のクオリティが上がります。
まずは、自己PRの骨格を考えます。
最も一般的で、論理的な自己PRは下記の構成でしょう。
① 私は○○な人間です。なぜなら○○だからです。
② 自分を説明する分かりやすいエピソード
・いつ、どんなシチュエーションで
・どのようなことをした時に
・どう考えて
・どう行動したか
③ よって、私は御社で△△のようなことができると思います。(具体的な内容)
自己分析では、この①と②の土台が出来上がります。
【Step2】自分の歴史を大まかに振り返る
Step1における「自分を説明するためのエピソード」の候補をいくつか洗い出すため、小さい時からの自分の履歴を書きだします。
例えば、幼稚園の時の習い事・小中学校の部活・高校受験・大学受験・アルバイト・サークル・大学の専門課程などです。
「中学で●●部に入部」「大学時代に●●●でアルバイトを開始」など履歴だけで構いません。
【Step3】具体的なエピソードを書きだす
Step2における履歴のそれぞれに対し、何を自分は何をしたか・どんなことが起きたか印象深いエピソードをいくつか挙げます。
「数あるバイトの中から家庭教師を選んだ」「販売のアルバイトでリーダーを任された」「飲食のアルバイトで、~~というトラブルが起きた」のように、Step2の具体的なエピソードを書きだします。
【Step4】自分の思考性に共通点を見つける
実は、このStep4が最も重要です。
印象深いエピソードそれぞれに対し、どのように考え、どう行動したか、できればどう改善したかを書きだします。
例えば、「中学で英語部に入部したのは、英語を話せる先輩が素晴らしかったから」や「大学時代、アルバイトでカフェを選んだのは、そのカフェで働く人が輝いて見えたから」だとします。
この場合、例えば「自分は人が好きである。何をしたいかより、どういった人と一緒に自分を高めていきたいかを重要視する人間である。」という自己分析結果を得られるのです。
【Step4-2】なぜなぜ分析をしよう
「なぜなぜ分析」は、多くの企業で実施されている手法です。
なぜなぜ分析とは、自分の行動に対して「なぜ?」と問いかけ続けることで、自分の思考性が分かるという分析手法の一つです。
大手自動車メーカーでは、「なぜ?」という問いを3回繰り返すとも言われています。
Step4で共通点がすぐに多く見つかれば問題ありませんが、なかなか難しいものです。
一見、全く共通性のないエピソードでも、「なぜ?」と繰り返し深堀すると、共通点が見いだせるかもしれません。
自己分析で参考になるオススメの3冊
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
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オススメの自己分析診断ツール3選
続いて、自己分析にオススメの診断ツールを厳選して3つご紹介します!
ストレングスファインダー
人の資質を34に分け、それぞれのタイプの思考・感情・行動における資質を知ることができます。
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